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TIFF、『アンダードッグ』5時間上映ほぼ満席

【FREE】TIFF、『アンダードッグ』5時間上映ほぼ満席

2020年11月05日
 第33回東京国際映画祭では2日、TOKOYOプレミア2020出品作品『アンダードッグ』を上映した。フルキャパで実施している同映画祭。前後編をあわせておよそ5時間の長尺作品にもかかわらず、会場のEXシアター六本木(着席キャパ:920)は、ほぼ満席となる盛況ぶりで、キャストファンと思しき若い層を中心に集客し、友達連れで来場する人が目立った。

 『百円の恋』の武正晴監督×足立紳脚本のタッグが再び実現。人生から見放された三匹の負け犬たちが、リングの上で巡り合うボクシング映画。出演は森山未來、北村匠海、勝地涼他。東映ビデオ配給により、前後編が11月27日より同時公開される。

 この日、前後編の間に武監督、森山、勝地が登壇。前編の激しいボクシングシーンを見たばかりの観客に対して、森山と勝地はそれらのシーンを撮るためにいかに演技工夫をしたかそれぞれに話し、森山が「後半も観ますか?」と客席に聞くと、拍手の大きさは作品満足度の高さを表した。武監督は、「(長尺作品を上映できるのは)映画祭ならではのこと。観客と一緒に観る臨場感も味わうことができた」と上映を喜んだ。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。