【FREE】アークE『彼女は夢で~』公開直前に加藤雅也ら
2020年10月22日
アークエンタテインメント配給『彼女は夢で踊る』の公開直前舞台挨拶が20日、東京都台東区の浅草ロック座で実施され、出演の加藤雅也、犬飼貴丈、矢沢ようこ、時川英之監督が登壇した。
同作は、不死鳥のように何度も復活した広島に実在するストリップ劇場「広島㐧一劇場」を舞台に描いた大人のラブストーリー。
舞台挨拶で、主人公の館長役を演じたほか、企画から参加した加藤は、「広島に行ったときに閉館するストリップ劇場の存在を知った。みんなの思い出の場所をフィルムに残していくのも映画の在り方だと思うので、なくなっていく場所をフィルムに残したいと思った」と制作に込めた想いを語った。その館長の青年時代を演じた犬飼は、「加藤さんは同じ事務所の先輩でもあるが、ガッツリとお仕事をするのは初めて。緊張しながら現場に臨んだ。何十年か経って加藤雅也さんにならなければいけないので、緊張した」と話すと、加藤は「けしてバーターで入れたのではありません」と会場を笑わせつつ、「初めて彼をドラマで見たときに、こんな透明感を持つ人がいるのかと感じた」と推薦理由を明かした。
現役ストリッパーでもある矢沢は、「演技に対して素人同然だったので、(加藤から)細かい感情のすくい方を教えていただいた」と振り返る。時川監督はストリップシーンについて「矢沢さんから踊りについて聞き、それをどうやって映像で表現しようか試行錯誤した。オーストラリア人とカナダ人のカメラマンに撮影を頼んで、色々な技法を試した。その映像美をスクリーンで観てほしい」と自信をのぞかせた。
23日(金)より新宿武蔵野館他全国順次公開される。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。