ＬＲ『風をつかまえた少年』堀潤氏らトーク

左が馬野氏、右が堀氏

　ロングライド配給『風をつかまえた少年』のトークイベントが23日、映画美学校試写室で行われ、ジャーナリストの堀潤、貧困や差別のない社会を実現するために活動する公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンの馬野裕朗の両氏が登壇した。

　同作は、アフリカ最貧困国の一つマラウイを舞台に、14歳の少年が電気を起こす風車を自力で作り、村を救った奇跡の実話を映画化したもの。堀氏は「未来を作ってくれる新しい世代を、上の世代が押さえ込んでしまうのか、未来を信じて託せるのかということが描かれている」とコメント。馬野氏は「飢餓はいきなりパッと起こるものではなくて、じわじわ真綿で首を締められるような苦しいプロセス、命の危険を感じるところまで焦ってくる緊迫感、そういったことが（主人公）ウィリアムさんのチャレンジの背景として描かれている。辛いけどもぜひそこを観て感じてほしい」と語った。８月２日（金）公開。