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川喜多長政・かしこ夫妻の軌跡展、7月7日迄

【FREE】川喜多長政・かしこ夫妻の軌跡展、7月7日迄

2019年03月13日
 鎌倉市川喜多映画記念館では、企画展「映画大使 川喜多長政・かしこ夫妻の軌跡」を15日より7月7日まで開催する。

 海外旅行がまだ珍しかった時代、自らヨーロッパに赴き、自らの目で選んだ映画を日本に紹介した川喜多長政、かしこ夫妻。東洋と西洋の文化の懸け橋になることを願い、「東和」と名付けた映画会社を育てた二人は、戦前から戦後にかけて『天井浅敷の人々』『第三の男』といった多くの名作を世に送るとともに、戦後は『羅生門』で国際的注目度が集まった日本映画の海外への紹介にその生涯をささげた。

 同展では、かつて川喜多邸があった地に立つ鎌倉市川喜多映画記念館で「映画大使」として貢献した夫妻の長年にわたる足跡を紹介する。資料約120点。上映作品は『戦場のメリークリスマス』『KYOT0,MY MOTHER`S PLACE』『未完成交響楽』『恐怖の報酬』『蝶々夫人』『天井浅敷の人々』『第三の男』『禁じられた遊び』『巴里の空の下セーヌは流れる』『居酒屋』『赤と黒』『モンパルナスの灯』。また、4月6日には大島渚の妻・小山明子氏がトーク。金曜・土曜は展示室と旧川喜多邸別邸を学芸員の解説付でまわることができる。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。