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『Noise』完成披露に松本監督〝今が苦しい人に〟

【FREE】『Noise』完成披露に松本監督〝今が苦しい人に〟

2019年02月13日
 マコトヤ配給『Noise ノイズ』の完成披露が12日、アキバシアターで開催、監督の松本優作、出演の篠崎こころら総勢11人が登壇した。

 同作は、松本監督が15歳の時に経験した親友の自殺と、テレビで見た秋葉原無差別殺傷事件という2つの事件をリンクさせ、8年かけて撮り上げた意欲作。秋葉原を舞台に実際に秋葉原で過ごす若者たちを主役に、秋葉原で撮影した、秋葉原に集う人たちの物語。

 舞台挨拶で松本監督は、「秋葉原の事件をモチーフに作った映画。この事件と同じ頃、僕は友達を自殺で亡くした。無差別と自殺は別々のことだけど、何かが自分の中でリンクして、誰もがそういった状態になり得るのではないかと思い作った。この映画を撮る少し前、自分がとても苦しい状態に陥ってしまい、何も上手くいかず、この映画を撮らないと生きていけないかもしれないと思ったほど」と話した。また、「今を苦しんでいる人たちに観てほしい」と、同作が希望を描いている映画であることをアピールした。3月1日よりテアトル新宿他全国ロードショーされる。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。