閲覧中のページ:トップ > 映画ニュース >

『あの日のオルガン』プレミアに女優5人

【FREE】『あの日のオルガン』プレミアに女優5人

2019年02月06日
 マンシーズエンターテインメント配給『あの日のオルガン』のプレミア上映会が、丸の内ピカデリー1で4日開催され、出演者の戸田恵梨香、大原櫻子、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、平松恵美子監督が登壇した。

 太平洋戦争末期、子どもたちの命を守るために日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保母たちの実話。53人の園児たちと疎開生活をスタートさせ、幾多の困難を乗り越えるヒロインたちの奮闘を描いた。

 登壇した女優5人は、保母を演じた。怒りの乙女と呼ばれた保母のリーダーを演じた主演の戸田は、「普段、ずっとふつふつと自分の中で怒りを持って、何かに戦って挑んでいるということがないので、芝居で怒りを表現することが非常に難しかった」とコメント。もう1人の主演で、戸田と正反対の天真爛漫でドジな役どころを演じた大原は、「年齢的にも、顔つき的にも童顔と言われる私が、保母さんって大丈夫かな?と最初は思ったが、台本を読むと子どもたちと同じ目線に立って一緒に楽しいことを探していく役なので、カメラが回っていない時でも常に子どもたちと遊んだり、オルガンを演奏して子どもたちと歌ったりした」と撮影を振り返った。

 平松監督は、「私は、演出をしながら子どもたち全員の面倒を見るのは無理だと思い、保母役の皆に頼った。皆さんが役を演じながら、撮影前後の間まで子どもたちと触れ合い、面倒をしっかり見てくれたおかげで、子どもたちの自然な表情も切り取れた」とキャストへの感謝を述べた。この日は園児を演じた子どもたちがサプライズで登場、撮影以来1年ぶりの再会を喜んだ。22日より新宿ピカデリーほか全国公開。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。