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東宝『フォルトゥナ~』監督〝新たな挑戦〟

【FREE】東宝『フォルトゥナ~』監督〝新たな挑戦〟

2019年01月10日
 東宝配給『フォルトゥナの瞳』の完成披露イベントが8日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、三木孝浩監督、出演の神木隆之介、有村架純、DAIGO、斉藤由貴、時任三郎が登壇した。

 「永遠の0」の百田尚樹による同名小説(新潮文庫刊)を映画化。「死を目前にした人間が透けて見える能力」(フォルトゥナの瞳)を持つ男と、死の運命に導かれる女性が織り成す物語。弱冠25歳にして20年の芸歴を持つ神木だが、本格的なラブストーリーに挑戦するのは意外にもこれが初めて。「ついに!と。やったことのないことをできるチャンスだと思った」と気合十分で同作の撮影に臨んだことを明かした。その恋人役を演じた有村とは、これが4回目の共演。『3月のライオン』で姉弟などを演じてきた2人だが、恋人役は今回が初めてとなる。有村は「照れくさいけど、違った役柄で再会できるのがこの仕事の面白いところ。以前、(共演した)ほかの作品で取材を受けた時に、お互いに観たい作品は何か?という質問をされ、私は『神木くんのラブストーリーが観たい』と言ったが、そしたら相手が私(笑)。言霊ってあるんだなとビックリした」と運命的な再共演に笑顔を見せた。

 『青空エール』、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』などを手掛けてきた恋愛映画の名手・三木監督にとって、クライマックスにサスペンス要素を含む今作はカラーの違う作品となり、「新たなチャレンジがたくさんできた作品」と新境地を開いた満足感をにじませた。一方で「愛する人のために自分は何ができるのか。観ている人が『自分ならこうできるかな』と映画を通じて考えてもらえたら成功かなと思っている」と、恋愛映画の核の部分を大事に描いたことも付け加えた。神木も「大事な人のために運命の選択をするというテーマがある作品で、皆さんの物語でもあると思う。(映画を観て)ぜひ大切な人を想ってくれたら嬉しい」と締めくくった。

 公開は2月15日(金)。製作は東宝、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、アミューズ、ジェイアール東日本企画、KDDI、ローソンエンタテインメント、日本出版販売、ひかりTV、GYAO。製作プロダクションは東宝映画。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。