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坂口監督が撮影中の『凱歌~』CFスタート

【FREE】坂口監督が撮影中の『凱歌~』CFスタート

2019年01月09日
 『抱擁』『曙光』などの坂口香津美監督のドキュメンタリー最新作『凱歌~ふたりの道』の制作支援プロジェクトがモーションギャラリー内でスタートした。製作・配給はスーパーサウルス。

 タイトルにある「凱歌」は戦いに勝った時に歌う喜びの歌のこと。同作は、坂口監督が2009年から9年間、東京都東村山市にあるハンセン病の国立療養所多磨全生園に住む一組の夫婦を追った記録。22歳でハンセン病の療養所に強制入所させられた女性と、肝硬変で当時「余命4年」と宣告された同じくハンセン病の男性。療養所のなかでの結婚など、二人の愛の姿を中心に描く。

 撮影は2019年に終了する予定。その後、編集作業を行い、2020年の完成を目指す。クラウドファンディングで集めた資金は、機材調達や音楽制作、海外映画祭など出品のための英語字幕作成などの費用に活用する。目標金額は100万円。締切は4月15日。

 なお、坂口監督が自殺者問題に切り込んだ『曙光』は3月2日より大阪シアターセブンで上映開始。さらに、日本に数少ない子どもホスピスを題材にした劇映画『海の音』も制作。2020年公開。いずれもスーパーサウルスが製作・配給を行っている。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。