閲覧中のページ:トップ > 映画ニュース >

REGENTS『母さんが~』釜山に監督ら

【FREE】REGENTS『母さんが~』釜山に監督ら

2018年10月13日
 REGENTS配給『母さんがどんなに僕を嫌いでも』のワールドプレミア上映が7日、第23回釜山国際映画祭「アジア映画の窓」部門で行われ、会場のCGVセンタムシティで御法川修監督、主演の吉田羊、原作の歌川たいじが上映前の舞台挨拶と、上映後のティーチインに登壇した。

 同作は、20年以上、母の愛をあきらめなかった息子の実話を映画化したもの。司会者から「上映中はみんな泣いていた。原作と監督が伝えたいことの折り合いをどのようにつけ、どのような点をポイントにして映画を作ったのか」と質問が挙がると、監督は「原作はノンフィクションだが、エンタメとして完成された作品だと思った。人生を描く力とセリフの魅力は原作にもともとあったものだった。映画にしたかったのは、虐待の問題提起のためではなく、原作から『人生は循環できること』という大きな気づきを得たから。辛い記憶や放置してしまっている心の傷を誰もが抱えていると思う。今を生きている自分が得た愛情を、かつての自分に渡してあげることができる。そのことを一番伝えたいと思い、映画自体も循環するような作りにしている」とコメントした。11月16日(金)公開。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。