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キング、原田悠里の新曲「恋女房」リリース

【FREE】キング、原田悠里の新曲「恋女房」リリース

2018年09月27日
作詞家、木下龍太郎氏の墓前で手をあわせる原田悠里 作詞家、木下龍太郎氏の墓前で手をあわせる原田悠里

 演歌歌手の原田悠里が26日、新曲「恋女房」(キングレコード)を発売。これに先駆け25日、同曲をてがけた作詞家、木下龍太郎氏が眠る東京近郊の霊園を訪れ、墓前歌唱しヒットを誓った。

 木下氏は2008年9月22日に70歳で死去。抒情歌「忘れな草をあなたに」などで知られ、原田には「母ごよみ」などを提供。木下氏が全作詞をてがけた原田のアルバムを発売したこともある。

 新曲「恋女房」は、原田にとって初となる、夫婦を歌った作品。もともと原田の恩師、北島三郎が97年に別タイトルでカップリングとして収録していた作品で、木下氏が「いつか悠里ちゃんに歌ってもらいたいね」と願っていた。

 原田も「ステキな詞だな」と思っていた作品で「いまの自分の気持ちにあっている。私の周りには師匠夫妻をふくめて、いい恋女房をもった人が多くて、共感できたんです」。アレンジを今風に変えレコーディングした。

 木下氏が亡くなってから10年目の墓参。葬儀が密葬で足を運べなかった分、感謝の思いを込めて報告した。「大変かわいがっていただきました。いろんなところに連れていってくださいました。墓誌に “いつも笑顔で” とあって、まさに先生が日頃からおっしゃっていたこと。なんとか、ヒットさせて恩返します」。

 11月7日に東京・大田区のホールアプリコ、同15日にNHK大阪ホールでコンサートを開催する。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。