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東宝東和『ファースト~』、トロントで会見

【FREE】東宝東和『ファースト~』、トロントで会見

2018年09月13日
 東宝東和配給『ファースト・マン』は第43回トロント国際映画祭に出品され、現地時間11日に公式記者会見が行われた。デイミアン・チャゼル監督、主演のライアン・ゴズリング、共演のクレア・フォイら出演者が登壇した。

 人類初の月面着陸を果たしたアポロ11号計画を、ニール・アームストロング船長の目線で描いた作品。チャゼル監督によると、「『セッション』と同様のテーマで、目標や野望を達成するために払う犠牲について探求する良い機会になると考えた」のが製作のきっかけ。ただ、製作を進めるうちに「アームストロングは今まで描いたそのような役柄と比べ、単なる野望にとどまらず、絶えず彼方にある何かを見たいという欲求があった。そんな彼が、歴史上あの期間に起きていた宇宙戦争のなかで、少年の頃から抱いた飛行への情熱や、何かを見たいという欲求を、自身の任務を通して昇華させたという点に興味を引かれ、何とかして映画化したいという想いに突き動かされた」という。

 監督から直々に主演のオファーを受けたゴズリング。月面着陸シーンを演じ、「英雄的な瞬間を自分のことでなく、森羅万象に関わることとして名言を残した彼を理解すること、そしてその過程に携われたことは大変光栄なことだった」と話した。この日は、アームストロングの息子2人も登壇し、映画の内容と出演者の演技を称賛した。全米は10月12日、日本は2019年2月公開。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。