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東映『食べる女』完成披露、小泉ら豪華女優陣

【FREE】東映『食べる女』完成披露、小泉ら豪華女優陣

2018年09月01日
左より生野監督、シャーロット、広瀬、鈴木、小泉、沢尻、前田、筒井 左より生野監督、シャーロット、広瀬、鈴木、小泉、沢尻、前田、筒井

 東映配給『食べる女』の完成披露試写会が8月30日、丸の内TOEIで行われ、監督の生野慈朗、出演の小泉今日子、沢尻エリカ、前田敦子、広瀬アリス、シャーロット・ケイト・フォックス、鈴木京香、原作者で脚本も担当した筒井ともみが登壇。豪華女優陣がずらり顔をそろえる華やかなイベントとなった。

 同作は、年齢も、職業も、恋愛に対する考え方も、人生における価値観も異なる8人の女たちが、おいしいものを心置きなく好きなだけ食べる、“女の本音満載の宴”を通して、現代に生きる女たちの今を描くもの。登壇者のほか、山田優、壇蜜らが出演。劇中には50品以上の料理が登場する。

 生野監督が「女優の皆さんが本当に仲が良い。映画の撮影は待ち時間が長いが、その間もみんなでピーチクパーチク(笑)。小泉さんを先頭にチームワークができて、それが映画にも出ていると思う」と話すように、撮影中は大いに盛り上がった様子。鈴木とはドラマ「黒い十人の女」(02年)以来の共演となった小泉は「京香さんはいつお会いしてもホンワリと面白い方。役柄は小学校からの友達という設定だったが、何も考えずにその気分になれた」と振り返り、鈴木も「(小泉と自分の役は)離れられない本当に仲の良い友達。そういう役を小泉さんと一緒にさせてもらっているのが幸せ」と共演した喜びを噛みしめた。その後も「出演を決めたきっかけはキョンキョン」(沢尻)、「小泉さんのことを撮影していない時も目で追っちゃう。ただのファン」(前田)と共演者から次々絶賛の声が挙がると、小泉は「ここでは褒めるしかないと思う。気を使わせて申し訳ない(笑)」と笑わせて仲の良さを窺わせた。原作者の筒井は「綺麗な8人だけど、何より食べっぷりがいい。あと、悩みっぷりが全然ベタベタしていなくて、良い意味でリアル」と女優陣の気持ちのいい演技を手放しで褒め称えた。

 イベントの後半では、観客から事前に募集した質問に女優陣が答えるお悩み相談コーナーも設け、「素敵な女性になるには?」という問いに、小泉が「何もないよりは間違えても何かあった方がいい。やっちまったなって方が成長する」と返答。筒井は「『まあいいか』と思えばだいたい何とかなる。ならない場合は美味しいものを食べて飲んで寝る」と答えるなど、人生経験豊富な登壇者から次々と繰り出されるユニークな考えに、客席の女性たちはうんうんと深く頷いた。

 公開は9月21日。製作委員会は、東映、ギャンビット、バップ、相模ゴム工業、木下グループ、朝日新聞社、KHキャピタル、LDH JAPAN、イオンエンターテイメント。プロダクションはモロトフカクテル、スリーパーエージェント。制作協力はギャンビット。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。