『カメラ～』各地満席、前週土日比ほぼ倍増

　日を追うごとに話題が広まっている『カメラを止めるな！』（アスミック・エース、ＥＮＢＵゼミナール配給）は、この週末（７月28、29日）も各地で１日全回満席が続き、どこまで数字が伸びるか予測がつかない状況になっている。

　初日から公開していたＫ’ｓ ｃｉｎｅｍａは、結局上映した35日間・全77回が一度も途切れず満席となった。27日（金）で一旦上映を終了したが、８月11日（土）から復活上映する。同じく初日から上映しているシネマ・ロサは、現在は１日７回上映中。この土日は全14回が満席となった。

　ユーロスペースは土曜２回、日曜３回の全５回が満席。日曜はユーロライブでも２回上映したが、やはりどちらも満席だった。名古屋シネマスコーレは、土曜は台風の影響で１回、日曜は２回上映し、いずれも満席。土曜、日曜に１回ずつの限定上映を行った大分シネマ５も両回とも満席となり、８月18日（土）からの本公開が決まった。

　シネコンでもフル稼働が続いている。川崎チネチッタも満席が続出し、土曜日は２２１４人、日曜日は１７３５人を動員。『劇場版コード・ブルー』や『ジュラシック・ワールド／炎の王国』などの大ヒット作を上回り、前週に続いて週末動員数１位を獲得した。

　イオンシネマ京都桂川は、土曜は全３回（台風の影響で１回休映）、日曜も全４回が満席。さらに、平日の30日（月）も早々に全４回が満席となり、ファーストデーの８月１日（水）分（全３回）も、30日16時の時点で、１回目が満席、２、３回目もほぼ埋まっている。イオンシネマ大宮は大きなキャパシティのスクリーンで上映したため土日全回満席ではなかったが、土曜に４８８人、日曜に６８７人を動員する盛況だった。

　ユナイテッド・シネマキャナルシティ13も土曜の全３回、日曜の全２回がいずれも満席。さらに30日（月）の全３回も満席。31日（火）も３回ともほぼ席が埋まっており、８月１日（水）は全２回のうち１回目がすでに満席になっている（30日16時現在）。

　この土日の成績は、全国８館で動員１万０５０６人、興収１６６８万８８２０円を計上。同じ館数ながら、前週比で動員１９１・５％、興収１９２・１％とほぼ倍増している。興収の館アベレージは２０８万円。29日（日）までの累計動員数は４万９４９０人と、30日（月）のうちに５万人突破が確実な状況だ。興収も７５８９万５５５０円まで伸びた。

　８月３日（金）からは、いよいよＴＯＨＯシネマズ日比谷、同新宿などに拡大される。先行して販売されている日比谷での舞台挨拶の回はすでに完売になっている。劇場数は、現時点で１００館まで決定している。


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