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『バッド・ジーニアス』監督、森ガキ登壇

【FREE】『バッド・ジーニアス』監督、森ガキ登壇

2018年07月28日
 ザジフィルムズ=マクザム配給のタイ映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』のトークイベント付試写会が26日、渋谷ユーロライブで行われた。登壇者は、37歳の若さで長編初監督作がアカデミー賞外国語映画賞のタイ代表に選ばれ、2作目の今作の国内外メガヒットによって、アジアで有望視されるナタウット・プーンピリヤ監督。また、プーンピリヤ監督と同世代で、映画監督でありCM演出家でもあるという共通点を持つ森ガキ侑大(『おじいちゃん、死んじゃったって。』)も参加した。

 同作は、一人の天才女子高生を中心とした高校生の犯罪チームが、知恵と度胸だけを武器に、世界を股にかけた“一大カンニングプロジェクト”に挑むクライムエンタテインメント。

 トークイベントでプーンピリヤ監督は「(カンニングは)タイ社会ではよく知られている教育問題だが、今まで誰もこのテーマで映画を撮ろうとしなかった。だからこそ、この社会的な問題を完全なエンタメ作品として撮りたかった」とカンニングをテーマにした理由を説明。森ガキは「どこのシーンをとってもスタイリッシュな映像美が本当に素晴らしかった。オリジナルの脚本に社会的な要素も取り込みつつ、ここまでエンタメ作品として面白く昇華されていることは本当にすごい」とし、「こんな作品を日本でも作りたい、と思ってちょっと嫉妬した(笑)」と大絶賛した。

 『バッド・ジーニアス~』は、9月22日より新宿武蔵野館他全国順次公開される。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。