【FREE】『BLEACH』ファンタジア映画祭で上映
2018年07月25日
20日に公開されたWB『BLEACH』は、カナダ・モントリオールで開催中のジャンル映画祭「ファンタジア国際映画祭」コンペティション部門で23日、公式上映が行われ佐藤信介監督が登壇した。
佐藤監督は、2013年『図書館戦争』以来2度目の参加。700人を収容できるメイン会場は発売から即完売。上映終了後、佐藤監督の名前がアナウンスされると、観客が一斉に立ち上がり大きな拍手で迎え入れた。
Q&Aセッションが大きな盛り上がり。エンドロールに「死神代行編」とあり、次回作は他のストーリーが見られると思っていいかとの質問に対して、「皆さんが望んでくれれば、できればやりたい(笑)。この映画では、特に尸魂界(ソウルソサエティ)のシーンが少なく、死神と悪霊・虚〈ホロウ〉たち、異次元の者たちが現実世界で街を破壊しながら闘う点にこだわった。まだまだ描き切っていないところがある(笑)」と返答。
また、今後やってみたい漫画原作はあるかとの問いには、「コミック原作をやりたいわけではなく、こういう映画を作りたいと思った上で、ベースとなる物語を映画化している。宇宙を題材にしたものや、時代劇にファンタジーを取り入れたバトルアクションなど、挑戦したい物語はたくさんある。いつも心がけているのは、映画としてどう面白くするか。初めて物語を知る人でも面白いと思ってもらうように徹底している。『BLEACH』も原作をリスペクトしながら、ただコピーしても駄目なので、どう映画として面白くするかを考えた」と応じた。
今回の映画祭では、佐藤監督の『アイアムアヒーロー』と『いぬやしき』も上映。これまでの功績を称える賞「アウトスタンディング・アチーブメント・アワード2018」がサプライズで授与された。日本人監督としては三池崇史、押井守に次いで3人目の受賞となった。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。