【FREE】ドマ『子ども~』学校で試写、特別ページも
2018年07月12日
ドマ配給『子どもが教えてくれたこと』の先行試写会が4日、都内の田園調布学園中等部・高等部図書館で行われた。
同作は、フランスで23万人の動員を記録したドキュメンタリー映画。病気治療と闘い、今を懸命に生きる5人の子どもたちの日常を静かに見つめ、“今を生きること、愛すること”の素晴らしさを描いている。監督はフランスの女性ジャーナリスト、アンヌ=ドフィーヌ・ジュリアン。監督自身が、娘を病気で亡くした経験をもとに、子どもたちの持つ力を映し出す。
先行試写会を企画した同図書館の司書教論は昨年、自身の娘が大きな病気にかかり、手術や入院を繰り返した経験を持つ。映画の存在を映画館のポスターで知り、「ぜひ中高生に見せたい」と希望し、開催に至った。
上映後、参加した生徒からは「病気にかかっている人はネガティブな(人が多い)のでは、という印象があったが、ポジティブな面を見て驚いた」「自分の家族、親戚のことを考えた」「(主人公のひとり)アンブルのお姉さんが、妹が病気だからという感じがなく、気を遣わず面倒をみている姿に感動した。姉妹がどう感じているかを描いている映画」と様々な声が寄せられた。
また、同作の公式サイトでは、国立成育医療研究センター協力のもと、子育てサポートや小児救急、療養中の遊び支援を始めとする情報をまとめたスペシャルコンテンツページをアップしている。
『子どもが教えてくれたこと』は、今週末14日よりシネスイッチ銀座、MOVIX三郷他全国順次公開される。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。