【FREE】国際短編フェス、最高賞にルーカスの名冠す
2018年05月15日
今年で20年の節目に立つ、米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」では、3つのオフィシャルコンペティション(インターナショナル部門、アジアインターナショナル部門、ジャパン部門)のなかから選ぶ最高賞を「ジョージ・ルーカス アワード」と改称する。
『スター・ウォーズ』シリーズなどを代表作とし、多くのフィルムメーカーに多大なる影響を与え続けるジョージ・ルーカスと同映画祭の関係は、設立者である別所哲也がロサンゼルスで映画祭にかける作品を探している中で出会った、ルーカスが南カリフォルニア大学の学生時代に撮ったショートフィルムから始まる。ルーカスフィルムのドアを叩いた別所は、映画祭について熱い思いを伝え作品の上映交渉を行った。すぐさまルーカス直々に「ぜひやりなさい」と返事を貰い、1999年に同映画祭をスタートさせた。
今年は6月17日に最高賞「ジョージ・ルーカス アワード」を決定する。受賞作品は次年度の米国アカデミー賞短編部門のノミネート選考に入る。さらに今年は20周年を記念した「アニバーサリー企画」でジャン=リュック・ゴダール、ジャ・ジャンクー、大林宣彦など世界の名監督のショートフィルムを紹介。前記のルーカスが学生時代に撮った『エレクトロニック・ラビリンス』も上映する。
ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2018は、6月4~24日、東京計8会場で開催する。主催はショートショート実行委員会、ショートショートアジア実行委員会。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。