ミッツ・マングローブ、ギャランティーク和恵、メイリー・ムーの女装シンガー3人による音楽ユニット「星屑スキャット」が25日、東京・新宿2丁目のAiSOTOPE LOUNGEで「星屑スキャット LIVE2018『化粧室』リリースパーティー」を開催。本番直前に公開リハーサルを行い、この日発売を迎えた1stアルバム「化粧室」(日本コロムビア)より「新宿シャンソン」を披露したほか、現在制作中の同曲の “ミュージックフィルム” に女優の蒼井優が出演することを明かした。
星屑スキャットは2005年に結成。新宿2丁目を中心に全国各地でのイベントやコンサート出演を経て、2012年に「マグネット・ジョーに気をつけろ」でメジャーデビュー。これまでにメジャーから3枚のシングルを、インディーズで2枚のシングルをリリースしている。
1stアルバム「化粧室」は2枚組で発売され、DISC1にはこれまで発表したシングルに加えて、初音源化となるオリジナル曲や新曲など全13曲を収録。DISC2にはリリー・フランキーがプロデュースと作詞を手がけた「新宿シャンソン」が1曲だけ収録される。
8分にも及ぶ「新宿シャンソン」のミュージックビデオ制作にあたり、楽曲のプロデューサーであるリリー・フランキーは映画監督の白石和彌に映像制作を依頼。同楽曲の世界観を表現するために、通常のミュージックビデオの概念を超えたまるで短編映画のような “ミュージックフィルム” にすることが決定した。
主演には昨年公開された白石監督の映画『彼女がその名を知らない鳥たち』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した女優の蒼井優を抜擢。新宿を舞台にした楽曲の主人公を蒼井が演じるほか、フィルムには星屑スキャット、黒須育海、西本竜樹が登場する。
ミッツは今回の蒼井優出演に関して「私たちの無茶なお願いを快諾してくれて、 “蒼井優全開” の重厚かつ、業の深い演技をしてくださった」と感謝のコメント。なお、完成したフィルムは近日中に公開されるとのこと。