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WB『ニンジャバットマン』米でWプレミア

【FREE】WB『ニンジャバットマン』米でWプレミア

2018年04月07日
 WB配給の日本アニメ『ニンジャバットマン』のワールドプレミアが、現地時間3月24日米アナハイム開催の映画やコミックの祭典「ワンダーコン」で行われた。日本から監督の水﨑淳平、脚本の中島かずき、キャラクターデザインの岡崎能士が参加した。

 同作は、過去にタイムスリップし歴史改変を狙う悪党ジョーカー、それを阻止すべく現代からやって来たバットマンの対決を描いている。

 ワールドプレミアでは、西洋と東洋の特色を見事にミックスした世界観が評価された。

 イベントで中島は「バットマンへのリスペクトはもちろん持ちつつ、日本アニメのむちゃくちゃな文法の中にいれるとどうなるかという化学反応を狙った。脚本で書きたかった部分を好きだと言ってくれた方もいてホッとした」と語った。岡崎も「デザインは東洋と西洋の合体はあまり考えず、自然にバットマンがニンジャならこれがベストだというのを探り、楽しく考えた」と自身のイメージを出し切ったという。

 水﨑監督は「アメリカのバットマンを真似して作ろうという思いはなく、むしろ日本アニメの作り方のいいところを持ってきたから、良いバランスだとアメリカファンにも受け入れられたのかも」と観客の好反応に安心した様子を見せた。

 映画レビューサイト「ロッテントマト」は100%という驚異の支持率。さらに、海外大手映画データベース「IMDb」では10点中9・5点の高得点。米大手エンタメサイト「IGN」でも9・7ポイントを記録した。

 上映後の観客からも「驚きの展開がたくさんあり素晴らしい」「観る前はバットマンと戦国時代しか期待していなかったけど、本編は色んな要素が詰まっていて、クレイジーだし、楽しかった」「DC映画史上五本の指に入る作品に間違いなし」「アニメで好きなものが全部詰まっている大きなラブレターだ」と高評価だった。

 『ニンジャバットマン』は6月15日より新宿ピカデリー他全国ロードショー。出演は山寺宏一、高木渉ら。神風動画が初の長編映画としてアニメーション制作を担当した。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。