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TBS・博報堂・DYMP共同「保育園」開所式

【FREE】TBS・博報堂・DYMP共同「保育園」開所式

2018年03月14日
(上段左から)水島、武田、瀬戸、矢嶋/(下段左から)入園する安宮親子、増田親子 (上段左から)水島、武田、瀬戸、矢嶋/(下段左から)入園する安宮親子、増田親子

 TBSテレビ、博報堂、博報堂DYメディアパートナーズの3社が共同設置する事業所内保育所「はなさかす保育園」の4月1日開園に先立ち、13日開所式が開催された。

 TBSテレビ武田信二社長、博報堂水島正幸社長、博報堂DYMP矢嶋弘毅社長の3人が揃って挨拶した。また、赤坂中ノ町・新四町会の寺腰修一会長、委託した同保育園の運営事業者「まちの研究所(株)」松本理寿輝代表取締役、入園するTBSテレビ社員の親子(増田綾香、旺志郎)、博報堂社員の親子(安宮依季・凛華)が出席。そして、特別ゲストとして、放送中のTBSドラマ「きみが心に棲みついた」に出演する瀬戸朝香が花束贈呈で登場した。

 「ダイバーシティ推進」の一環で、3社は「社員の復職支援」「地域に貢献」を目指して、事業所内保育所を共同設置した。民放の在京キー局において事業所内保育所設立は初めての取り組み。

▼TBS武田信二社長は「3年前TBSテレビ社長就任した時、博報堂、博報堂DYMPに挨拶に伺った際、保育所共同開設を提案したところ、両社ともすぐに賛同頂きまして、今日に至った」という。そして、夫人に保育所開設の話をしたところ「初めて褒められた(笑)」とか。「働く女性をサポートする第一歩と考える。試行錯誤しながら保育園を発展させ、ダイバーシティに向けた働きやすい会社・地域に持っていきたい。暖かく見守って頂ければ」と挨拶した。

▼博報堂水島正幸社長は「博報堂、博報堂DYMPには、人材に関して大事にしている言葉『粒ぞろいよりも粒違い』がある。粒違いは、言い換えれば多様性。クリエイティブの仕事には多様な人材で、個性をぶつけ合う方がいいアイデアが生まれる。女性社員の比率も多くなり、その中でもママ社員が大変増え、いま3割ぐらいがお子様を抱えて働いている。この保育園はお子様を抱えながら仕事が続けられる安心の場になってくれれば」と話した。

▼博報堂矢嶋弘毅社長は「博報堂DYグループ全体では “未来を発明する” という大きなビジョンを持って取り組んでいるが、それを実現するには、やはり働く人材の環境づくりが重要なテーマ。この保育園は、地域にも役立つ重要な施策であり、これに参画できることを大変喜ばしく思っている。今後とも会社をあげて、保育園の成功に尽力していきたい」と話した。

▼まちの研究所(株)松本理寿輝代表取締役は「子どもにとっても、社員の皆様にとっても、会社の価値創造にとっても、地域の皆さまにとっても、貢献できるような保育園を3社と赤坂の地域とともに目指して作っていければと思う。我が社も誠心誠意努めていきたい」と挨拶した。

 挨拶のあと、「くす玉セレモニー」を、3社社長と入園する親子2組でくす玉を割って開所を祝した。続いて、瀬戸朝香が特別ゲストで登場し、3社の社長それぞれに花束を贈呈した。瀬戸は「私も子どもを持つ身なので、駅にも近く安心して預けられる場所が出来るというのはホント素晴らしいですね」と挨拶した。

■「はなさかす保育園」(東京・港区)は、3社の会社および赤坂駅に近く、平日22時までの延長保育や、土・日・祝日も開園し、利便性が高いのが特徴。様々な働き方の保護者をサポートする。寝具やおむつ、着替え、親子夕食などの提供や、時期を選ばず育児休業からの復職に対応する。定員は19名(0歳児(生後3ヶ月)~2歳児)で、一部を地域枠(7名)として開放。4月時は14名が入園予定。施設内は、木のぬくもりのある明るい内装で、社員や地域の人との交流の場として活用できるフリースペースも設置。内閣府の「企業主導型保育事業」の助成を得て運営される。保育料6万円/月(週5日11時間以内利用)。延長料金500円/30分。追加一日保育4千円/日、など。

 武田社長は、保育園開設にあたり、事前に社員等にアンケート調査を行うなどして準備してきたと話した。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。

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