長良グループ主催の演歌イベント「長良グループ 演歌まつり2018」の東京公演が18日、渋谷のNHKホールで開催された。
長良グループ所属の演歌歌手が一堂に会すイベントで、11回目となる今回は山川豊、藤野とし恵、田川寿美、水森かおり、氷川きよし、椎名佐千子、岩佐美咲、はやぶさ(ヒカル、ヤマト)、辰巳ゆうとが出演。司会進行を西寄ひがしが務めた。
恒例のラウンドコーナーは、今年も多くの観客が、通路を歩く出演者に握手を求め好評。1階席を回った後、3階席に移動した山川は「息が切れて、足腰が立たなくなっています」、氷川は「皆さんの握力が強くて骨が折れそう。皆さんお元気で良かったです」と笑わせ、水森は「近くで見ると可愛いね、と言ってくれる方がいて嬉しかった」、田川は「色んな手の感触があって、皆さん一生懸命に生きてきて今があるんだなと、心が温かくなりました」と話していた。
イベントは代表曲コーナー、カバーコーナー、ラウンドコーナー、新曲コーナーと4つのコーナーで構成され、前半の代表曲コーナーでは出演者がそれぞれの代表曲を、カバーコーナーではソロやユニットで懐かしの名曲をカバーした。
休憩をはさんで後半、恒例のラウンドコーナーでは出演者が1~3階に分かれて観客と握手をしながら客席を回り、新曲コーナーでは山川が「黄昏」(17年6月14日発売、ユニバーサルミュージック)、藤野が「水無し川」(17年12月13日発売、テイチクエンタテインメント)、田川が「心化粧」(17年6月28日発売、日本コロムビア)、水森が「水に咲く花・支笏湖へ」(3月20日発売、徳間ジャパンコミュニケーションズ)、氷川が「勝負の花道」(1月30日発売、日本コロムビア)、椎名が「舞鶴おんな雨」(1月24日発売、キングレコード)、岩佐が「佐渡の鬼太鼓」(2月27日発売、徳間ジャパンコミュニケーションズ)、はやぶさが「蜘蛛男のダンス(シングルバージョン)」(3月7日発売、ビクターエンタテインメント)と、それぞれ最新曲を披露。最後は全員で「好きになった人」を歌いイベントを華やかに締めた。
開演前には、1月17日発売のシングル「下町純情」(ビクターエンタテインメント)でデビューしたばかり現役大学生20歳の演歌歌手、辰巳ゆうとが登場しデビュー曲「下町純情」を披露。男子フィギュアスケートで2大会連続金メダルを獲得した羽生結弦選手をはじめ、若い選手が開催中のピョンチャンオリンピックで活躍する中、ベテランの山川は「演歌歌謡界も若手が活躍しないと」と若手の奮闘に期待を寄せていた。