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ndjc2017、合評上映会に土川SVら登壇

【FREE】ndjc2017、合評上映会に土川SVら登壇

2018年02月14日
 NPO法人映像産業振興機構(VIPO)が実施・運営する文化庁委託事業「ndjc2017:若手映画作家育成プロジェクト」の合評上映会が9日、丸の内TOEI(1)で開催された。

 開会の挨拶は藤原章夫文化庁文化部長が「先般、わが国の映画概況が発表された。2017年の興収は、2285億円で過去2番目を記録。年々、劇映画やアニメ映画の大ヒット作品が生まれ、映画への関心が高まっていることを感じる。また昨年は、日中の両政府によって日中映画共同製作協定の大筋合意も発表された。中国を始め、日本映画の海外展開に対し、政府をあげて展開していきたい」と行った。若手映画作家育成プロジェクトについては、「全体で62の応募があり、今日は選ばれた5人の作品を上映する。才能あふれる将来有望な5人。本日を契機に大きく飛躍して頂きたい」とエールを贈った。

 12年目の今年は短編5本を制作。5本は上映順に、齋藤栄美『トーキョーカプセル』(作家推薦団体:シナリオ・センター、制作プロダクション:アルタミラピクチャーズ)、奥野俊作『カレーライス Curry and Rice』(日本映画製作者協会、東宝映画)、金晋弘『もんちゃん』(東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻、ツインズジャパン)、池田暁監督『化け物と女』(PFF、東映東京撮影所)、中川和博『さらば、ダイヤモンド』(PFF、東北新社)。

 上映後、土川勉スーパーバイザーが登壇し、「ndjcは、好みの映画を撮らせる場ではなく、商業映画を目指す上で、プロのスタッフ、キャストに集まってもらい、経験を積むための場。5人には、このことを自覚してもらい、今後も活躍して頂きたい」と締めくくった。

 今後、14日京都文化博物館、15日シネ・リーブル梅田、16日シネマスコーレと合評上映会を実施する。一般公開は、東京の有楽町スバル座で2月24日~3月2日、名古屋のミッドランドスクエアシネマで3月10~16日、大阪のシネ・リーブル梅田で3月17~23日。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。