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「ロシアンシーズンズ2017」12日に閉幕

【FREE】「ロシアンシーズンズ2017」12日に閉幕

2017年12月14日
 1年を通じてロシア文化を紹介する世界規模フェスティバル「ロシアンシーズンズ2017」が11日・12日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催された。12日、グランドフィナーレを迎え、上映作品『ボリショイ』(監督:ワレーリー・トドロフスキ)のプロデューサーのドミートリー・ダヴィデンコ、出演女優でバレリーナのアンナ・イサーエワが登壇した。

 『ボリショイ』は、その名の通り、ロシアを代表するボリショイ劇場のバレエ学校を舞台にした青春映画。

 登壇したドミートリーPは、「1時間に集約されたバレエのステージに20年も30年もかけている人たちが沢山いる。人生をかけてバレエに取り組んでいる人たちを映画にしたいと思った」と製作経緯を説明。さらに、ドミートリーPは同作がボリショイ劇場でプレミア上映され、ロシア国内で大きな話題を呼んだことも話した。ボリショイ劇場のバレエ学校出身のアンナは、同作がリアリティもって描かれていることをアピールした。

 また、昨今のロシア映画についてドミートリーPは「ロシア映画のなかには様々な国際映画祭で評価されているものも。私はロシアの人々に、アメリカ映画ではなく自国の映画を観てほしいという思いがある。『ボリショイ』はロシアで若い方から年配の方までたくさんの方が映画館に来てくれた。今後も良いロシア映画を作っていきたい」と熱く語った。

 ロシアンシーズンズ2017は、その第1回開催地に日本を選択。11日にはロシア・アニメーション特集、12日には『ボリショイ』を上映。主催はロシアンシーズンズ、協力はマーメイドフィルム、VALERIA。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。