クロックワークス配給『彼女がその名を知らない鳥たち』のジャパンプレミアが28日、新宿バルト9で行われ、白石和彌監督、出演の蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊が登壇した。
沼田まほかるの人気小説を映画化。クズな人間ばかり登場する“共感度ゼロ”の愛の物語。多くの観客が詰めかけた客席から拍手と歓声が上がる中、蒼井は「観終わった後、ここにいらっしゃる全員に嫌われると思うとワナワナするが(笑)、本当にいい映画なので楽しんでほしい」と挨拶。自身の役柄について「(脚本を)読めば読むほど最低な役」としつつも、「『言いたくないけど実はわかるところもわかる』と思えるところもあるはず」と見どころを語った。阿部、松坂、竹野内からは、役柄のあまりのクズぶりに白石監督へ非難が集中。監督は「クズが好きなんでしょうね。みんなゴメン」と笑いながら謝罪した。10月28日(土)公開。