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大谷図書館、映画スクラップ保存でCF募集

【FREE】大谷図書館、映画スクラップ保存でCF募集

2017年09月08日
 公益財団法人松竹大谷図書館は、図書館運営費及び所蔵資料のアーカイバル容器制作のための資金調達を目的とした第6弾「歌舞伎や映画、銀幕が伝えた記憶を宝箱で守る。」プロジェクトを、9月5日よりクラウドファンディング「Readyfor」で開始した。

 松竹大谷図書館には、松竹の映画作品について公開当時の新聞や雑誌に掲載された紹介記事などが、作品ごとに松竹の映画宣伝部によって貼りこまれた貴重な「映画スクラップ」が約4千冊も保存されている。しかし、1945~1966年のスクラップブック約1800冊は紙が弱っており、特に233冊は劣化が進んでいることから、1冊ずつ、オーダーメイドの「タトウ式保存箱」に入れ、これ以上破損が進まないようにする。このアーカバイル容器に入れることで、書架に立てても自重で破損が進むことを防ぎ、埃や、温度・湿度の変化、光や大気中の酸性ガスといった様々な劣化要因から資料を保護し、劣化の進行を抑えることができる。

☆第6弾プロジェクト概要
▽募集期間=2017年9月5日(火)~10月25日(水)
▽実行者=松竹大谷図書館事務局(武藤祥子)
▽目標金額=250万円(図書館の2017年度運営資金160万円/〈映画スクラップ〉を保護するアーカイバル容器の制作費用90万円)
▽募集金額設定=一口3000円/5000円/1万円/3万円/5万円
▽リターン=支援金額に応じて趣向を凝らしたリターンがプラスされる。最高の5万円応募者は、同館の見学会に招待。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。