東宝『亜人』本広監督、佐藤ら完成披露試写

『亜人』完成披露に佐藤健（前列中央）らが登場

　東宝配給『亜人』の完成披露試写会が４日、東京国際フォーラム ホールＡで行われ、本広克行監督、出演の佐藤健、綾野剛、玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、山田裕貴、浜辺美波、主題歌を担当したＴＨＥ ＯＲＡＬ ＣＩＧＡＲＥＴＴＥＳが登壇した。

　命を繰り返す新人類【亜人】たちのバトルを描くアクション映画。原作の同名漫画は２０１２年より「ｇｏｏｄ！アフタヌーン」で連載され、そのセンセーショナルな設定で大きな話題となった。

　主演の佐藤は、４千人が集まった会場に向かって「自信作が完成した。皆さんに観てほしいと心から思える作品」と話し、綾野も「本当に素晴らしい作品が出来た」と仕上がりに胸を張った。

　国内３例目の亜人であることが発覚した主人公・永井圭と、最凶の亜人・佐藤が繰り広げる激しいバトルが大きな見どころとなる同作。永井を演じた佐藤は「今までの映画で見たことのあるアクションは１秒もいらないという気持ちで作った。亜人は絶対に死なないので、どんなに殴り合っても（観客は）『大丈夫だよ』という気持ちになる。そうしないためには、亜人だからこそできる戦いにしないといけなくて、１番気を使ったところ」と、これまでにない殺陣だったことを明かし、ライバルの亜人を演じた綾野も「今まで見たことのない新感覚のアクション映画になっていることは間違いない」と、 “亜人” という設定を生かした展開が盛り沢山であることをアピールした。

　同作は、ＭＸ４ＤやＩＭＡＸの上映も決定している。４Ｄの監修も務めた本広監督は「ずっとカメラが動いているので、椅子もずっと動いている。上下のアクションの演出が多いので、観ている人もディズニーランドのアトラクションのよう（な体験ができる）。匂いも出るし、ポイントによっては雪も出る。これは本当に凄い」と、体感型スクリーンでの鑑賞もおすすめした。なお、イベントの冒頭にはＴＨＥ ＯＲＡＬ ＣＩＧＡＲＥＴＴＥＳが迫力のライブを披露した。

　９月30日（土）公開。製作は映画『亜人』製作委員会、製作プロダクションは東宝映画、Ｐｒｏｄｕｃｔｉｏｎ Ｉ．Ｇ。