歌手・FUJIKO(徳間ジャパンコミュニケーションズ)が6日、大阪・ビルボードライブ大阪でデビュー50周年を記念したコンサート「美山有里からFUJIKOへ デビュー50周年記念 FUJIKO Live」を開催した。
この日はピンクの羽のウィッグとラテン風の赤いドレスで登場し、アロージャズオーケストラ(AJO)の演奏に乗せて「バナナボート」「太陽は燃えている」の2曲を挨拶代わりに披露。「暑い中、そしてお忙しい中お越しいただき、本当にありがとうございます!」と感謝を述べ、デビュー当初、キャバレーなどで流行っていたラテンナンバーから「アドロ」「その名はフジヤマ」「ラ・バンバ」、さらにラテンを代表する大ヒット曲「エル・クンバンチェロ」をパワフルに歌い上げた。
「グッバイ・ブルース」でスタートした第2部は、美山有里からFUJIKOへの改名第1弾であり新曲の「ボクサー」をはじめ、自身で作詞・作曲を手がけた「今を生きる~hoy(オイ)」、それに「幸せがやってくるよ」などオリジナル曲を中心に展開。
笠置シヅ子の「東京ブギウギ」をカバー歌唱したあとは、「今日は50周年の記念ライブですが、ここで私は止まりません!100歳まで!みなさんとともに歌っていきたい」と意欲を見せ、代表曲「勇者に…」で締めくくった。すぐさま沸き起こったアンコールでは、自身の人生を重ねるかのように「マイ・ウェイ」の大熱唱を会場いっぱいに響かせ、50周年からの新たな船出を誓っていた。