東宝=ワーナー・ブラザース映画配給『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』のジャパンプレミアが26日夜、目黒区の恵比寿ザ・ガーデンホールで開催され、舞台挨拶には出演の山﨑賢人、神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、新田真剣佑、山田孝之、伊勢谷友介、監督の三池崇史が登壇した。
今年、生誕30年を迎える人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」。現在8部が連載中の同シリーズは累計売上1億部を突破した超人気を誇っている。第3部「スターダストクルセイダース」以降、登場人物の精神エネルギーが具現化した「スタンド」が登場。今回の実写映画化『~ダイヤモンドは砕けない』(原作:第4部)でもこのスタンドがCGで表現されており、26日の舞台挨拶では、ゲストがその技術と三池監督の手腕を口々に絶賛。三池監督は、「CGも見どころの一つだが、原作にならって、がっつりとした人間ドラマを描いた。演じている役者たちは、やはり演技のプロ。それは本作を観てもらえば分かる」と幅広い楽しみ方をオススメした。
山﨑賢人演じる東方仗助は “治す” 能力のスタンド「クレイジー・ダイヤモンド」、山田孝之演じるアンジェロは “壊す” 能力のスタンド「アクア・ネックレス」をそれぞれ持ち、二つの能力がぶつかり合う。勝負の後、アンジェロが岩になるシーンは原作ファンの間で周知のことであるが、山田は「三池監督から、CGは使わず岩になってもらうと言われた。毎日サイズを大きくしながら石を食べ続け、4カ月後にそのシーンに臨んだ。最終的には岩になれた」とジョークを飛ばした。山﨑も「山田さんが岩になるのは衝撃的なシーン。4カ月かけて岩になっていく姿を目の当たりにした」と冗談に乗っかり、会場の笑いを誘った。その他ゲストも、ロケ地であるスペイン・シッチェス、バルセロナでの思い出を語ったり、新田真剣佑が岡田将生と友情を深めたことを猛烈にアピールしたりと、エピソードを次々と出し合い、観客を喜ばせた。
また、原作者の荒木飛呂彦から「原作ファンの皆様、映画化に際して不安に思う方もいるだろう。だが、この映画は皆さんの予想を超え、スクリーンを徹底的に支配する」と応援ビデオが届いた。山﨑は興奮気味に、「(荒木先生のコメントが)めちゃくちゃ嬉しい」と語り、「僕にとって大きな作品で、色んなものが変わった大切な作品」と続けた。
なお、フォトセッション時には氷彫刻家の第一人者・小阪芳史が制作した、クレイジー・ダイヤモンドの氷像を披露。透明色の氷像は、映画のイメージカラーである紫色に照らされ、その再現度の高さと豪華さは会場をうならせるほどだった。8月4日より全国公開。