元祖渋谷系シンガー・佐藤奈々子が10日、東京・タワーレコード渋谷店でキャリア初となるインストアイベントを開催した。
6月28日に、今年デビュー40周年を記念し、アルバム過去4作=「Funny Walkin‘」、「SWEET SWINGIN‘」、「Pillow‐Talk」「Kissing Fish」をUHQCD規格で再リリース(日本コロムビア)。
4作は慶應義塾大学在学中に出会った佐野元春を中心に加藤和彦、南佳孝、矢野顕子、鈴木慶一といった豪華作曲陣を迎えた、昨今のシティーポップ再燃ブームの牽引作ともいうべき作品で、当日はトークショーやミニライブを実施。ライブではギターに清水ひろたかを迎え、「週末のハイウェイ」「コインランドリー」「悲しきセクレタリー」といった自身の代表曲や、思い入れの強い楽曲という「ムーンライト」など全5曲を歌唱した。
また会場には多くのミュージシャンも応援に駆け付け、デビューアルバムに佐藤が楽曲を提供した野宮真貴と、交流の深いカジヒデキがステージに飛び入り参加するなど、集まった100人の観客を盛り上げた。
ミニライブ終了後はCDを購入した観客を対象にサイン会を開催し、多くのファンと触れ合いながら、「40周年続けられてきたのは多くのファンの皆様とスタッフのおかげ」と感謝のコメント。佐藤は若い世代に向けた新しいアルバムを鋭意制作中で「年内に是非形にしたい」と意気込んでいた。