ポニーキャニオン配給『ジョン・ウィック:チャプター2』の来日ジャパンプレミアが13日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演キアヌ・リーブスと、チャド・スタエルスキ監督が登場した。
伝説の殺し屋の復讐劇アクション映画『ジョン・ウィック』の続編。満員の客席から大歓声を浴びながら現れたキアヌは、作品について「全部が魅力。最高のアクション、独特の世界観、ユーモアもあってソウルフル。ほかの作品とは違うテイストがある」と出来に自信満々。チャド監督も「作品をレベルアップさせるためには、キアヌをレベルアップさせなければいけない。彼には5ヵ月間、みっちりと練習してもらった」「射撃の練習では、3ヵ月間、実弾で週4~5回取り組んでもらった」と、キアヌの入念な役作りに敬意を表した。
今作でも銃とカンフーを組み合わせた「ガン・フー」は健在。さらに迫力のカーアクションも加わり、前作から大幅にスケールアップを遂げた。影響を受けたアクション映画について、キアヌは「今作に関しては、『燃えよドラゴン』、三船出演の黒澤作品、サニー千葉、『フレンチ・コネクション』なども影響があったと思う」と話し、チャド監督も「黒澤、日本のアニメ、あとはセルジオ・レオーネの西部劇も色濃い」と作品の中で見られる数々の名作からの影響について語った。
話は共演したローレンス・フィッシュバーンにも及び、キアヌは「彼は『マトリックス』以降も友人。 “『ジョン・ウィック』良かったよ” と言われたので、続編に出ないか?と話したら “いいよ” と言ってくれた」とし、同じく『マトリックス』シリーズで当時スタントコーディネーターを務めていたチャド監督は「彼に脚本をメールで送ったら、1時間後に『やる』と返事をくれ、1週間後には撮影に入っていた」と、今も強い絆で結ばれていることが窺えるエピソードを披露した。
イベントには、ゲストとして和田アキ子も登場。大ヒットを祈願し、3人で「鐘」を鳴らした。7月7日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国公開。