東宝配給『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』の完成披露舞台挨拶が3日、東京・千代田区の東京国際フォーラムで行われ、レギュラー声優陣の高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、堀川りょう、宮村優子に加え、ゲスト声優の宮川大輔、吉岡里帆、主題歌を担当する倉木麻衣が登壇した。
昨年公開した『~純黒の悪夢』が興収63億円を突破するなど、近年ますます人気が高まっている『劇場版 名探偵コナン』の第21弾。今作は、江戸川コナンのライバルで、西の名探偵・服部平次(堀川)と、幼なじみ・遠山和葉(宮村)の恋物語を軸にしたミステリー。コナン役の高山は「タイトルに “恋” という文字が入っていることは今までなかった。台本を読むまでドキドキしていた」と語り、ヒロイン・蘭役の山崎は「キュンキュンした。平次くんが格好良くて、これは新一(コナン)くんヤバイぞと思った(笑)」とコメント。平次を演じる堀川も、完成した作品について「最高のラブシーン」とシリーズ屈指の出来であることを保証した。
一方、ゲスト出演の宮川は、声優の仕事について「声で表現するのは難しい。自分の声が嫌になった。こんな鼻詰まってるの!?と。鼻かんでからやれば良かった」と振り返ったが、高山は「怪しくていい。緊張感が、そのままキャラの緊張として伝わってくる」と宮川の演技を高く評価。吉岡も「10年ぐらい(練習の)時間がほしい」と収録前の心境を語りつつ、「林原めぐみさんに『とにかく気持ち、感情を込めてやることが大事』とアドバイスを頂き、それをおまじないに演じた」と本番に臨んだ際の心構えを話した。また、主題歌「渡月橋 ~君 想ふ~」を担当した倉木は、これがコナンと21回目のコラボレーションとなり、「家族みたいな存在」とコナンへの思い入れの強さを語った。
4月15日(土)全国公開。監督は静野孔文。製作は小学館、読売テレビ、日本テレビ、ShoPro、東宝、トムス・エンタテインメント。