角川『傷だらけの悪魔』完成披露に山岸監督

　ＫＡＤＯＫＡＷＡ配給『傷だらけの悪魔』の完成披露試写会が24日に都内・神楽座で行われ、主演の足立梨花、監督の山岸聖太らが登壇した。いじめをテーマにした学園サバイバルドラマ。世界累計ＤＬ数２千万を超えるマンガ・ノベルサービス「ｃｏｍｉｃｏ」で話題のコミックの実写映画化。完成披露当日、会場には女子高生の姿が目立ち、満席となった。主題歌を担当したＮＡＮＡ（Ｌｉｌｙ‘ｓ Ｂｌｏｗ）のライブ演奏に続き、舞台挨拶が行われ、山岸監督は「原作をそのまま再現するのではなく、映画独自の表現をめざし、特にいじめがジメジメしているように見えないよう心掛けた」とコメント。クラスメイトからいじめられる女子高生役を演じた足立は、「（出演オファーを受けた時）いじめる側の間違いかと思いましたが、原作と台本を読んで納得。いじめに反撃する強い女の子だった。映画の中でもつらかったのに、本当にこれが私生活で起こったらどうしていいのか分からない。現場では役作りのため、ほとんど共演者と話さなかった」と現場を振り返った。２月４日より角川シネマ新宿ほか。