【FREE】東映『ワンピースフィルム』満島ら完成挨拶
2016年07月08日
東映配給『ONE PIECE FILM GOLD』の完成披露試写会が6日夜、都内・シネマメディアージュで開催され、監督の宮元宏彰、レギュラー出演のルフィ役:田中真弓、ゾロ:中井和哉、ナミ:岡村明美、ウソップ:山口勝平、サンジ:平田広明、チョッパー:大谷育江、ロビン:山口由里子、フランキー:矢尾一樹、ブルック:チョー、映画版ゲスト出演の満島ひかり、濱田岳、菜々緒、北大路欣也、山路和弘が登壇した。
2009年『~STORONG WORLD』(興収48億円)、12年『~Z』(68・7億円)に続く、3年振りの劇場版シリーズ最新作。前作に引き続き総合プロデューサーを務めるのは原作者・尾田栄一郎。世界中の大富豪が集い、昼夜問わずショーやアトラクションが繰り広げられる世界最大のエンターテインメントシティ“グラン・テゾーロ”。すべてが豪華絢爛な街の裏では、テゾーロによる圧倒的な支配が渦巻き、ルフィたちは為す術もなく非情なルールに飲み込まれていく――。
舞台挨拶はシアター1(612席)のキャパが満席となるほど盛況に行われた。歌声と美貌で観客を魅了するグラン・テゾーロの歌姫であり、ナミの過去を知るカリーナ役を演じた満島は、「16年前、Folder5として、TVアニメのオープニングテーマを歌った。役者として戻って来ることができ、心躍った」と出演した喜びを語り、「ナミ役とのシーンが多く、岡村さんからは、アドバイスを色々頂き、楽しんで演じることができた」と振り返った。ヌケヌケの実の能力者で、壁などを自在にすり抜けるタナカさん役の濱田は、「タナカさんは、人じゃなく、サイズ感がおかしい。きっと皆さんも驚くと思います(笑)」。ラキラキの実の能力者で、触れたものの運気を吸い取ってしまうグラン・テゾーロの気品あふれる案内人バカラ役の菜々緒は、「監督からは『もっと色っぽく、もっとセクシーに』と演出を受けた(笑)」。かつて伝説のギャンブラーとして世界で名を馳せたレイズ・マックス役の北大路は、「マックスは、チャーミングな容姿だが、同時に人生を噛み締めてきた顔をしている。僕がどれだけ、画面に近づけるかが勝負だった」。テゾーロ役の山路は、「テゾーロは究極のお金持ちで、究極の悪役。ノドを振り絞って演じた」とそれぞれコメントした。
宮元監督は、「尾田さんから、『僕が描けないことをやって下さい』と言われた。そんなこと出来る訳ないと思ったが、素晴らしいスタッフ、キャストたちと力を結集し、最高のエンタメ映画になった」と自信を覗かせた。
また、ワールドプレミアが15日、UAE首都アブダビのホテル・エミレーツパレスで行われることが発表された。ちなみに同ホテルは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が初披露された場でもある。日本公開は23日。
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