WB配給『ターザン:REBORN』の主演アレクサンダー・スカルスガルドの来日イベントが9日、都内の新宿明治安田生命ホールで開催された。
『ハリー・ポッター』シリーズのデイビッド・イェーツ監督とスタッフが総力を結集したアクション・エンターテイメント。美しい妻と裕福な暮らしをおくる英国貴族(アレクサンダー)。彼はかつてジャングルに君臨した男、ターザン。ある日、外交のためにジャングルに赴くことになる。しかし、それは彼に仕掛けられた罠。妻ジェーン(マーゴット・ロビー)はさらわれてしまう。愛する妻を救うため彼が下した決断は全てを捨て、ターザンとしてジャングルに戻ることだった――。
イベント当日、多くの観客が集まった。冒頭では、本編からの抜粋で3シーン(各1~2分程度)を紹介する特別映像が上映された。崖から落ちるターザン、ターザンと巨大ゴリラとの対峙、町を走る動物たちの各映像が流れ、次の展開が気になるところでカットされるたびに、観客たちが息を飲む様子や笑い声が聞こえるなどの好反応があった。
その後、アレクサンダーが登場すると観客たちは大いに沸き、特に女性ファンからの黄色い声援が目立った。4年ぶり3回目の来日を果したアレクサンダーは、「今回も寿司を食べたり、日本を満喫しているよ」と満面の笑みを浮かべながら挨拶。作品については、「オファーを受けた時、ターザンがどういう解釈をされるのか楽しみだった。そして渡されたされたものは我々の知っている従来のターザンとは全く違うものだった。冒頭ではスリーピースを着たり、英国首相とお茶をしたりと貴族らしい振る舞いをする。展開の中で野性の部分を解放していくという、従来とは全く異なる構成になっている」と説明し、「その二面性の中で『一体自分は誰なんだ』ということに向き合っていくのが大きなテーマだ」と続けた。
役づくりについては、「LAで準備期間を過ごし、動物園に足を運んだり映像を見たり、野性にまつわることを勉強した。肉体造りにも取り組んだ。ボディービルダーの様なものではなく、アスリートの様な肉体を目指した。ジャングルの中でしなやかに動けることも必要とされていたので、ヨガやピラティスもやった」と振り返った。
その後、“日本のジェーン”としてお笑い芸人の横澤夏子が登場。アレクサンダーにキスで出迎えられた横澤は、「心臓が止まった!」と大興奮。さらに、「野性と人間性のギャップがお得!」とアピールした。7月30日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他2D/3D全国ロードショー。