WB配給『僕だけがいない街』(3月19日公開)の完成披露試写会が25日夜、千代田区の東京国際フォーラムで開催され、その舞台挨拶に平川雄一朗監督、キャストの藤原竜也、有村架純、及川光博、鈴木梨央、中川翼、杉本哲太、石田ゆり子が登壇した。
原作は三部けいの同名漫画(KADOKAWA刊)。「マンガ大賞」、「このマンガがすごい!」での連続ランクインを果すなど高い評価を得て、映像化のオファーが50件以上殺到した話題作。
「リバイバル」という、時間が巻き戻り同じ場面が繰り返される不思議な現象に巻き込まれた主人公(藤原)が、現在〈2006年〉と過去〈1988年〉との2つの世界を行き来しながら、18年前の連続誘拐殺人事件の謎と真犯人に迫っていくミステリー映画。
平川監督は「ミステリーで少し悲惨な部分もあるが、最後は心温まれる作品。こだわったのは長野県伊那市、北海道石狩市での雪景色。また連続誘拐殺人事件の真犯人をいかに推理して頂ける作品にするかということ」と語った。藤原は「リバイバルの撮影は繋げてみないと本当に分からなかったから難しかった。現場では平川監督に自由にやらせて頂けたし、有村さんにも引っ張ってもらえた」とコメントした。有村は「昨年の8月と9月に撮影した。まず現代、その後、小学生パートという順に撮ったが、私は小学生パートで行われたことを知らなかったので完成を楽しみにしていた。完成を観ると、自分が出ていることも忘れるほどに綺麗で美しい映画に仕上がっていた。藤原さんとは初共演で、大先輩だから少し気構えていたが、壁を感じさせない方で、楽しく現場に臨めた」と振り返った。制作プロダクションはオフィスクレッシェンド。主題歌は栞菜智世「Hear~信じあえた証~」(ユニバーサル ミュージック/EMI Records)。