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『鉄の子』外国特派員協会試写、福山監督ら

【FREE】『鉄の子』外国特派員協会試写、福山監督ら

2016年02月10日
KADOKAWA配給『鉄の子』の福山功起監督 KADOKAWA配給『鉄の子』の福山功起監督

 KADOKAWA配給『鉄の子』の試写会及び記者会見が8日夜、有楽町の日本外国特派員協会で行われ、監督の福山功起らが登壇した。

 福山監督は毎年、埼玉県川口市で開催されている「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」の短編部門に2度のノミネ―トを果した若手作家。昨年度から同映画祭はオープニング作品を自ら製作する試みをスタート、その第1回が、福山監督が実体験を基に撮ったホームドラマ『鉄の子』だ。会見で福山監督は「本作は、川口市の物語を作ろうという所から始まった企画だが、川口市は鋳物、つまりは鉄の街。『鉄』と聞いた時に、子供や子供の成長といったテーマがすぐに思い浮かんだ」と話した。

 親の再婚で「キョウダイ」となった同じクラスの陸太郎と真理子。2人は両親を離婚させるべく「リコンドウメイ」を結成。身勝手な親に振り回されながらも必死に前を向く子供たちと、ままならない日々を生きる大人が成す、ある家族の有り様を描いた一本。福山監督は「プロットを(実際の)真理子と共に書いた。疎遠になっていた彼女との再会は、現在私は47歳だが、40歳の時に彼女からメールが来たことから。そこからやり取りが始まって、今に至る訳だが、プロットを書く上で、当時こっちが助けてあげたと記憶していたことが、よくよく聞くと、本当は逆だったり(笑)」と製作秘話を明かした。

 エグゼクティブプロデューサーは瀧沢裕二、プロデューサーは桝井省志、土本貴生、山川雅彦。製作プロダクションはアルタミラピクチャーズ。製作は埼玉県、SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ。2月13日より角川シネマ新宿、MOVIX川口ほか全国順次RS。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。