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『ケンとカズ』小路監督“編集に2年かけた”

【FREE】『ケンとカズ』小路監督“編集に2年かけた”

2015年10月31日
『ケンとカズ』左から小路監督、カトウ、毎熊 『ケンとカズ』左から小路監督、カトウ、毎熊

 第28回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門では『ケンとカズ』が29日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで上映され、監督の小路紘史、出演のカトウシンスケ、毎熊克也が登壇するトークショーが実施された。

 11年制作の小路監督初の長編映画。悪友同士のケン(カトウ)とカズ(毎熊)は自動車修理工場を隠れみのとし、覚せい剤の売買で金を稼いでいた。しかし、ケンの彼女が妊娠した事によりケンはまっとうな人生を願うようになる。覚せい剤売買という裏社会を背景に、執着、負い目、繋がり、未来を描いた自主製作映画。

 観客を交えてのQ&Aタイムには、「900本近く映画を観てきたが、今までで一番面白い日本映画」と絶賛する観客も。およそ5年前の作品ということを司会から尋ねられた小路監督は「編集に2年間かけた。スタッフをはじめ、役者も本当に体を張ってくれた作品。送り出したい映画はレベルの高いものにしたかった」と作品に掛ける想いを語った。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。