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東宝『進撃~』ジャパンプレミアに樋口監督

【FREE】東宝『進撃~』ジャパンプレミアに樋口監督

2015年07月23日
『進撃の巨人 前篇』の完成披露ジャパンプレミア舞台挨拶 『進撃の巨人 前篇』の完成披露ジャパンプレミア舞台挨拶

 東宝配給『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の完成披露ジャパンプレミア舞台挨拶が21日夜、丸の内・東京国際フォーラムで開催され、樋口真嗣監督、出演の三浦春馬、長谷川博己、水原希子、本郷奏多、三浦貴大、桜庭ななみ、松尾諭、石原さとみ、ピエール瀧、國村隼が登壇し、それぞれ作品について語った。

 『進撃の巨人~』の原作は、09年から「別冊少年マガジン」で連載が開始され全世界累計発行部数5000万部を突破している諫山創氏の同名コミック。既刊16巻、7月22日現在も連載中。人類存亡を賭けた巨人との闘いが描かれる。樋口監督による映画化が決定したのは12年の秋。クランクインは14年5月11日、アップは同年8月19日。長崎県・軍艦島を始め熊本、茨城県・高萩でロケ撮影が行われた。登場する巨人は生身の人間が演じるもの、数人で操演したものを撮影した超大型巨人の2種類に分かれる。これらを使ってVFX場面を作り上げたのが特撮監督の尾上克郎(『のぼうの城』)ら。脚本は渡辺雄介(『GANTZ』2部作)、映画評論家の町山智浩が担った。樋口監督は原作者・諫山氏ともやり取りを行い、原作をベースにして世界観を守りながら調整を加えていったという。主題歌は『前篇』『後篇』ともにSEKAI NO OWARIが担当。前篇主題歌タイトルは「ANTI‐HERO」、後篇は「SOS」。いずれも全編英語詞、レーベルはトイズファクトリー。

 舞台挨拶は4000人以上のファンが集まる盛況ぶりを見せ、ゲスト登壇時には客席から大歓声があがった。樋口監督は「(出演者を指し)彼らと2年以上映画作りを行ってきた。書店で原作を手に取った時から、実写化を意識した。巨人と目が合いジャケ買いした。思い返せばそれが最初であり、その時に受けた衝動を持ったまま撮影に入れた」と製作動機を明かした。

 なお、7月14日には米国ハリウッドでワールドプレミアが開催されている。これに参加した三浦春馬は「もちろん初めての経験。海外の人々が自らコスプレしている様子が嬉しかった。上映中も歓声があがっていた。超大型巨人が出て来るシーンではまさに息を呑んでいた。スタンディングオベーションも有難いことに5分程続いた」と語った。

 また、実写版映画と連動したdTVオリジナル企画「進撃の巨人 反撃の狼煙」が始動する。前後篇2部作では描ききれなかった物語をドラマ化。実写版と同じく、石原、桜庭らが出演するほか新キャストとして平岡祐太も参加。全3話が毎週土曜日に更新される。第1話8月15日、第2話8月22日、第3話8月29日にそれぞれ配信される。実写映画版前篇は8月1日、後篇は9月19日全国ロードショー。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。