4日に開幕した「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2015」は、15日に渋谷ヒカリエホールでアワードセレモニーを行い、グランプリを始めとする各受賞作品を発表した。
グランプリには、イラン出身のレザ・ファヒミ監督『キミのモノ』が輝いた。同作は、ある小さな町の少年2人を描いた短編であり、テヘラン国際映画祭2014最優秀作品、最優秀監督、最優秀脚本賞などを受賞している。尺は18分。ファヒミ監督は「母国イランでは様々な賞を頂いてきたが、海外では初の受賞だ。撮影していた7日間は、スタッフ全員で子どもの視点になって世界を見ていた」と喜びを表現した。なお、話題賞を除く各受賞作品は、6月17日より横浜ブリリアショートショートシアターで上映。24日から26日までの3日間限定でユナイテッド・シネマ豊洲、豊橋、福岡の3館でも特別セレクションが上映される。その他、各部門の受賞作品は次の通り。
【オフィシャルコンペティション3部門 優秀賞】
▼インターナショナル部門=『父親』(ロットフィ・アシュー監督/チュニジア)
▼アジアインターナショナル部門=『キミのモノ』(レザ・ファヒミ監督/イラン)
▼ジャパン部門=『こころ、おどる‐Kerama Blue‐』(岸本司監督)
【CGアニメーション部門】
▼優秀賞=『ベンディート・マシンV‐引金を引け!』(ジョシー・マリス監督/スペイン)
【ミュージックshort部門】
▼UULAアワード=『しおり』(藤原伊織監督)
▼シネマチックアワード優秀賞=『生きてゆく 完全版』(山岸聖太監督)
▼シネマチックアワード特別賞=『疾走れ!ミライ』(ARATA監督)