6月20日(土)より渋谷・ユーロスペースでの公開を控える『息を殺して』(NOVO配給)が都内・原宿VACANTで先行上映された。上映後には、五十嵐耕平監督、シンガーソングライター七尾旅人、ライターの鍵和田啓介がトークショーを行い、作品についてそれぞれ熱く語った。
『息を殺して』は、五十嵐監督が東京藝術大学大学院映像研究科修了作品として制作したもの。時代設定は、徴兵制が復活した18年という近未来。ゴミ処理場を舞台に繰り広げられる物語を描く。
当日は、七尾氏によるライブも行われた。会場は、映画ファンと七尾氏ファンが入りまじり、満席となった。ラインナップは『息を殺して』をイメージさせるもので構成され、全5曲歌う贅沢な時間を来場者に届けた。七尾氏は、「久しぶりに邦画を観て熱くなった。五十嵐監督の様な作家がいることにある種の希望を持てた。どんな職業の人が観ても共感できるように作られている」と監督の作家性を終始絶賛。鍵和田氏は、「絶望しきっている映画。でもそれはネガティブな意味合いではなく、ポジティブな絶望」と解説。五十嵐監督は、「ひっそりと生きている、まさにタイトル通りの人々を映した。本日は、七尾さんと鍵和田さんが息を殺さず声を出して歌い、語って頂ける企画ができて良かった。本作が皆さんに認められるかが勝負」と公開への想いを語った。なお文化通信.comでは監督のインタビューを掲載中。