トラヴィス配給『道しるべ』の舞台挨拶と完成披露試写会が4日夜に渋谷区・ユーロライブで実施され、田中じゅうこう監督、出演の園まり、浜畑賢吉、金谷ヒデユキが登壇した。6月13日(土)より角川シネマ新宿、横浜ニューテアトルほか全国順次公開。
同作は、人生を間違えた男たちと心優しい老カップル(浜畑、園)を描いたジグザグ喜劇。田中監督は、「『夕焼け劇場』シリーズ第1弾として製作した。このシリーズは、かつて2本立て興行であった低予算だが娯楽映画としての輝きを放つプログラムピクチャーのテイストを、現代に甦らそうとする目的を持ったもの」と製作の意図を説明した。製作は、幻野プロダクション。そのほか出演は、仁科貴、渡辺真起子、内海桂子ら。園の映画出演は42年ぶり。
舞台挨拶では、浜畑が、「役者修行をしていた頃、60年代ポップス歌手として活躍中の園さんに憧れていた。共演したいという夢がやっと叶った」というエピソードを披露。金谷は、「お二人と現場を共にしたら、歳をとることに恐れを感じなくなった。それにしても園さん可愛い」と興奮を交えて語ると、照れた様子の園は、「とても嬉しい。舞台挨拶は初めての経験。演技は1人の人間としてあるがままの状態で臨んだ。今後も芸能生活の中で様々なことに挑戦していく」とコメントした。