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『バカヴォン』舞台挨拶に、フロッグマンら

【FREE】『バカヴォン』舞台挨拶に、フロッグマンら

2015年05月16日
東映配給『天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~』舞台挨拶 東映配給『天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~』舞台挨拶

 東映配給『天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~』の完成披露舞台挨拶が14日に新宿バルト9で実施された。監督・脚本・声優のFROGMAN(「秘密結社 鷹の爪」)、共演の瀧本美織、犬山イヌコ、上島竜兵(ダチョウ倶楽部)、そして村井國夫が登壇した。司会を務めた鈴木あきえも声優として参加している。

 同作は、故・赤塚不二夫生誕80周年の企画として製作されたもの。赤塚の原作漫画「天才バカボン」と、アニメ放送から40周年を迎える「フランダースの犬」をコラボさせた異色作。物語は、「フランダースの犬」のラストシーンから始まる。しかしネロとパトラッシュが暗黒組織・インテリペリの手先となって蘇り、いままで自分を虐げてきた人間への復讐の鬼となる。バカボン一家は変わらないバカさを武器に、彼らと戦う。製作は天才バカヴォン製作委員会。

 FROGMAN監督は、拍手の小さい観客に気付くと、「元気がないですね。本日上映されるのはおバカ映画ですよ」と笑いを誘い、イベントは和やかなムードの中始まった。途中、主題歌がクレイジーケンバンド「パパの子守歌」と発表されると、ボーカル横山剣が生歌を披露しながら登壇した。登壇者のコメントはそれぞれ次の通り。

FROGMAN監督 バカボンのパパ役を演じた。今回のコラボに至るまでには、様々な案が出た。赤塚先生は、サプライズがとても好きな方。世間の人たちをあっと驚かす活動をされていた。先生ならどうなさるかを意識した。そして、横山さんが作ってくれた主題歌がエンドロールで流されてはじめて映画が完成すると思っている。

瀧本美織 ネロ役を演じた。「フランダースの犬」は、綺麗な物語として完結していた。まさか復讐の人間になって帰ってくるとは思わなかった。監督の切り口が面白い。皆さんも本作を観て、バカになりましょう。

犬山イヌコ バカボン役を演じた。破天荒な映画だが、グッとくるシーンもある。女性にもウケがいいらしい。デートで観るにも最適な作品。

上島竜兵 レレレのおじさん役を演じた。実働2分程度でしょうか(笑)。でも、「天才バカボン」と言えば、「レレレのおじさん」というところがある。皆知っている魅力的な役を与えてもらって、ありがたい。

村井國夫 インテリペリ総帥・ダンテ役を演じた。台本を読んだ時に、「こんなバカなことを考えるやつは誰だ」と思った(笑)。まったく異なるものを組み合わせた本作は異種格闘技の様。

横山剣 様々な想いを駆け巡らせながら曲を作った。映画では、グッとくる場面が次から次へと押し寄せてくる。時代が忘れてきたものが、当時のままスクリーンに映っていて嬉しかった。

 「パパの子守歌」は20日(水)よりi Tunes、レコチョク等の配信サイトで先行リリースされる。レーベルはダブルジョイ、ユニバーサル・シグマ。映画は23日(土)より新宿バルト9ほか全国RS。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。