閲覧中のページ:トップ > 映画ニュース >

第24回日プロ授賞式、二階堂、池松らが登壇

【FREE】第24回日プロ授賞式、二階堂、池松らが登壇

2015年05月13日
第24回日本映画プロフェッショナル大賞 第24回日本映画プロフェッショナル大賞

 第24回日本映画プロフェッショナル大賞の授賞式が9日夜にテアトル新宿(218席)で実施された。チケットは販売開始日即日に売り切れ、当日には、立ち見も完売する盛況ぶりを見せた。また、受賞者の他、花束プレゼンターとして豪華なサプライズゲストらも登壇した。それぞれ次の通り(登壇順)。

▽新人監督賞=山戸結希監督『おとぎ話みたい』等(花束プレゼンター:新井ひとみ、山邊未夢)
▽新進女優賞=武田梨奈『祖谷物語~おくのひと~』(蔦哲一朗監督)
▽話題賞=カンパニー松尾監督ら『劇場版 テレクラキャノンボール2013』チーム(高根順次プロデューサー)
▽主演女優賞=二階堂ふみ『私の男』『ほとりの朔子』(太賀)
▽特別賞=品川徹『野のなななのか』(大林宣彦監督、常盤貴子)
▽主演男優賞=池松壮亮『愛の渦』『海を感じる時』等(門脇麦)
▽監督賞=武正晴監督『百円の恋』(安藤サクラ)
▽作品賞=佐藤現プロデューサー/東映ビデオ『百円の恋』(脚本家・足立紳)
 各受賞者のコメントは次の通り。

山戸監督 日プロを受賞した先人の方々は、その後もめざましい活躍を続けている。その名に恥じぬよう映画製作に携わっていく。                      

武田梨奈 初めて映画現場に参加してから10年程経つが、先日、「最近活躍されていますね。『進撃の巨人』で映画初出演ですね。おめでとうございます」と言われ、悔しかった。今回、認められ本当に嬉しい。                         

カンパニー松尾 本作では、宣伝を何もしていないので、ツイッター等を含めた口コミに支えられた。新シリーズは時間をおいたオリンピック開催の年2020年製作を予定。ターゲットは、外国人で考えている。                            

二階堂ふみ 『私の男』の熊切(和嘉)監督と出逢った時、「この人とやっていかなきゃならない」と感じた。私はその頃、女優として悩んでいた時期だったので、運命的なものを感じている作品。                                     

品川徹 疎い人間なので同賞を知らなかった。プロフェッショナルという言葉に参った。俺もプロフェッショナルなのだなと実感した。                       

池松壮亮 主演男優賞は初めてだ。『愛の渦』に関しては門脇麦さんが主演女優賞を獲るべき。でも、門脇さんのことなので、また代表作をすぐ作って戻って来てくれるだろう。                                               

武監督 安藤サクラさんがオーディションに来た時、まさに主人公・一子が来たと感じた。過酷な環境下でよく頑張ってくれた。ありがとう。                         

佐藤プロデューサー 低予算、短期間による撮影だった。足立さんの脚本に惚れ込んで作った。昨年12月20日にこのテアトル新宿で公開された。当初4館しかなかった。今はこれからの上映館を含めて90館までに達した。映画の力を、本作から改めて教わった。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。