東映配給『王妃の館』の完成披露イベントが16日に港区・グランドプリンスホテル高輪で実施された。主演の水谷豊、共演の田中麗奈、吹石一恵、安達祐実、尾上寛之、中村倫也、山中崇史、野口かおる、石橋蓮司、石丸幹二が登壇した。
同作は、直木賞作家・浅田次郎の同名原作を橋本一監督(『探偵はBARにいる』)が映画化したもの。パリを旅する2組のツアー「ポジ(水谷、田中、吹石、安達ら)」「ネガ(尾上、中村、山中、野口、石橋ら)」に参加する男女11人の人間模様を描く。全世界のツーリストたちの憧れのホテル「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」を中心に、22日間のパリロケを敢行した。登壇した石丸は水谷演じる売れっ子作家・北白川右京の空想の世界に、ルイ14世役として出演している。製作委員会はテレビ朝日、トライサム、東映、木下グループ、東映ビデオ、ディグ、電通、朝日放送、メ~テレ、集英社、北海道テレビ、九州朝日放送、広島ホームテレビ。後援は、在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本。
イベントでは、会場を「シャト~」に見立ててパリ風に演出された。ネガ組が登場した後、ポジ組が映画さながらに馬車に乗って優雅に登場し、水谷が女性キャストを壇上までエスコートした。水谷は「一度に3人の女性と結婚した気分(笑)」と喜び、「当初、浅田さんは『王妃の館』の実写化は不可能だと言っていた。ルーブル美術館、ヴェルサイユ宮殿、『シャトー~』での撮影等、どれをとっても不可能だと考えていた。しかし、全て叶った。大変嬉しいことだ」と続けてコメントした。4月25日(土)より全国RS。