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『思い出~』米林監督×スケート高橋トーク

【FREE】『思い出~』米林監督×スケート高橋トーク

2015年03月13日
米林宏昌監督(左)と高橋大輔 米林宏昌監督(左)と高橋大輔

 スタジオジブリ作品『思い出のマーニー』ブルーレイ&DVD(発売元:ディズニー)の発売記念イベントが12日、東京・東新橋のスペースFS汐留で行われ、米林宏昌監督、フィギュアスケーターの高橋大輔がトークショーを行った。

 高橋は、同作リリース告知のTVCMに出演。劇中の映像を映し出したスケートリンクの上で高橋が演技するという内容で、放送開始に先がけてこのイベントでお披露目された。映像が映し出されるリンクのエリア内で滑ることの難しさや、映像を邪魔せずに演技することに苦労した撮影エピソードを披露した高橋だが、BGMとして流れたプリシラ・アーンの主題歌を絶賛。「今度は広いリンクで滑りたい」と自身の演技に曲を取り入れる構想も明かし、米林監督を喜ばせた。

 同作は、「自分のことが嫌い」という主人公の少女・杏奈が、湖畔の屋敷に住む謎の少女マーニーと出会うことで、前向きさを生み出していく物語。高橋は「自分も元々はネガティブな性格なので共感できた」と感想を述べ、米林監督は「当初は暗い主人公がどうかな?と思ったが、自分を好きになれない不器用な人たちの背中を後押しできるような映画になったらいいなと思った」と作品の意図を語った。また、宮崎駿監督から水の描き方を褒められたと話し、「水を描くのが大変な作品だったので良かった。アップになったり引いたり、見える角度によって全然違うから難しい」と説明。高橋は「意識してなかった…。DVDでまた観たい」と興味深々な表情で監督の話に耳を傾けた。

 また、米林監督は「昨年末にジブリを退社した」と現状を明かした上で、次回作を作るとしたら「マーニーとは真逆の、快活な主人公のファンタジーをやりたい」と希望を述べた。DVDとブルーレイは3月18日(水)発売。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。