藤田まことさんをしのぶ会4月の開催
2011年02月14日
昨年2月17日に亡くなった、俳優藤田まことさん(本名:原田真/74歳)をしのぶ会が、一周忌に合わせ命日ではなく誕生日である来る4月14日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催される。
主催は、遺族を中心に藤田さんと縁のあった、テレビ局では朝日放送をはじめテレビ朝日、フジテレビ。映画会社では松竹、東映といった会社が名を列ね、各社の代表者が発起人となる。当日は、関係者によるスピーチや各セレモニーの他、一般ファンによる献花式も執り行われる。
藤田さんは、もともと1962年、朝日放送系のコメディ時代劇「てなもんや三度笠」に出演、白木みのるとのコンビが強く大衆から支持され、平均視聴率40%を獲得するなど大ブレイク、一躍スターダムに登りつめ、CMと連動した“あたり前田のクラッカー”というキャッチ・フレーズは、時代を席捲する大流行語ともなった。その後の活躍は言わずとも知れたところ。池波正太郎原作「仕掛人梅安」等をモチーフにしたオリジナル時代劇「必殺仕掛人」(朝日放送・テレビ朝日系)シリーズは、何度か中断をハサミながらも昨年まで放送、映画も製作され、藤田さんの代表作ともなった。スペシャルドラマが一昨年12月に放送され遺作となったのが人情刑事ドラマ「はぐれ刑事(でか) 純情派」シリーズ(テレビ朝日系)である。シリーズがスタートした翌年には劇場版も製作されたが、TV程の支持を得られなかったのは残念なところである。また、時代劇の「剣客商売」(フジテレビ系)とテレビ朝日系土曜ワイド劇場「京都殺人案内」もシリーズ化され高い視聴率を獲得していた。
近年では、原田真人監督「突撃せよ!浅間山荘事件」(東映配給)、そして「明日への遺言」(アスミックエース配給)では主演し、映画への出演にも意欲をみせていた。
(代表取締役社長:指田 洋)