先週、ポニーキャニオンが2014年~2015年の劇場配給ラインナップ発表会を開催しました。去年の2月に配給事業に参入し、今回が初めてのラインナップ発表会ということで、非常に力の入った内容で面白かったです。
さて、ジョニー・デップ主演SF大作『トランセンデンス』や、スタローン主演『エクスペンダブルズ3(原題)』など、誰もが楽しめるアクション大作が次々と紹介される中、異様な存在感を示していたタイトルがありました。
その映画の名前は 『ザ・グリーン・インフェルノ(原題)』。
直訳すると「緑の地獄」。タイトルが出た瞬間は、なんとなく『タワーリング・インフェルノ』のようなパニック大作かな?と思ったのですが、予告編が流れてビックリ。ヤバイです。
だってこれ、 『食人族』なんですもん!
日本では83年に公開され大ヒットしたカルト映画『食人族』。人間を食べちゃう部族たちを描く強烈な内容でした。私は学生時代にビデオで観ましたが、まだこういう映画に耐性がない時期だったので、しばらくトラウマでした。もう覚えていないのですが、この食人族がいたアマゾン川上流の密林地帯を「グリーン・インフェルノ」というんですね。
『ザ・グリーン・インフェルノ(原題)』は、その『食人族』にオマージュを捧げる作品だとか。監督は『ホステル』のイーライ・ロス。『食人族』は、部族の村に積極的に入っていったことで若者が襲われる、自業自得的な展開でしたが、今回は飛行機が墜落して生き残った若者たちがたまたま食人族に遭遇しちゃうという、ちょっと可哀想な内容だそうです。
映像を見ると、まあ衝撃でした。体を真っ赤に塗った(血?)部族たちが若者たちを襲い、切断された胴体を持って行ってしまうようなシーンもありました。
撮影は、本当にブラジルの部族に演じてもらっているそうです。彼らは食人族ではないですが、監督がその部族に映画の『食人族』を見せて、「こんな映画を撮りたい」と話したら、ノリノリで撮影に応じてくれたそうです。
日本では年内に公開予定。色々話題になりそうですね。