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32年ぶりの珍事なるか? 皐月賞馬のダービートライアル出走 (vol.114)

平池記者の「競馬ときどき映画」

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32年ぶりの珍事なるか? 皐月賞馬のダービートライアル出走 (vol.114)

2014年01月22日

地方馬としてJRAのG1制覇を狙うプレイアンドリアル。先週の京成杯を勝ち、いよいよそれが現実味を帯びてきたわけですが、今日のスポーツ報知の古谷剛彦氏のコラムに興味深い話がありました。

それによると、オーナーの岡田総帥が「ダービーが最大目標。皐月賞には直行し、ダービーと同じ舞台の青葉賞を経験させてダービーに挑みたい」と語っていたとか。スポニチには「皐月賞→ダービー」と書いてあったので、どちらが事実か定かでないですが、前者なら非常に面白い。

仮にプレイアンドリアルが皐月賞を勝ち、この「青葉賞→ダービー」ローテを進むとしたら大変珍しい事態です。皐月賞からダービーまでは約1ヶ月半。皐月賞の上位組は直行するのが普通です。

例外として、間にG1のNHKマイルカップを挟む、通称「マツクニローテ」があるくらいで、それだってせいぜい皐月賞3着のタニノギムレット、同5着のフサイチリシャールが思いつく程度です。

ましてや皐月賞優勝馬となれば、全然記憶にありません。サニーブライアンがプリンシパルステークスに出走予定でしたが、外傷か何かで出走を取り消し、結局ダービーに直行したと記憶しています。でも、実際に出走した馬となると・・・??

というわけで調べてみました。


いましたいました。直近では、1982年の皐月賞馬アズマハンターが、当時ダービートライアルだったNHK杯に出走しています。ここを2着し、本番のダービーで3着に入っています。(ちなみにダービー馬はバンブーアトラス)

つまり、プレイアンドリアルが皐月賞を勝って、ダービートライアルの青葉賞に出れば、32年ぶりの珍事というわけです。そうなれば、青葉賞史上最も盛り上がるレースになるでしょうね。

まあ、本当に勝てば「そのままダービー直行」なんて気もしますし、そもそもまず勝たなければいけないのですが…さてどうなることでしょう。


平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。

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