地方馬としてJRAのG1制覇を狙うプレイアンドリアル。先週の京成杯を勝ち、いよいよそれが現実味を帯びてきたわけですが、今日のスポーツ報知の古谷剛彦氏のコラムに興味深い話がありました。
それによると、オーナーの岡田総帥が「ダービーが最大目標。皐月賞には直行し、ダービーと同じ舞台の青葉賞を経験させてダービーに挑みたい」と語っていたとか。スポニチには「皐月賞→ダービー」と書いてあったので、どちらが事実か定かでないですが、前者なら非常に面白い。
仮にプレイアンドリアルが皐月賞を勝ち、この「青葉賞→ダービー」ローテを進むとしたら大変珍しい事態です。皐月賞からダービーまでは約1ヶ月半。皐月賞の上位組は直行するのが普通です。
例外として、間にG1のNHKマイルカップを挟む、通称「マツクニローテ」があるくらいで、それだってせいぜい皐月賞3着のタニノギムレット、同5着のフサイチリシャールが思いつく程度です。
ましてや皐月賞優勝馬となれば、全然記憶にありません。サニーブライアンがプリンシパルステークスに出走予定でしたが、外傷か何かで出走を取り消し、結局ダービーに直行したと記憶しています。でも、実際に出走した馬となると・・・??
というわけで調べてみました。
いましたいました。直近では、1982年の皐月賞馬アズマハンターが、当時ダービートライアルだったNHK杯に出走しています。ここを2着し、本番のダービーで3着に入っています。(ちなみにダービー馬はバンブーアトラス)
つまり、プレイアンドリアルが皐月賞を勝って、ダービートライアルの青葉賞に出れば、32年ぶりの珍事というわけです。そうなれば、青葉賞史上最も盛り上がるレースになるでしょうね。
まあ、本当に勝てば「そのままダービー直行」なんて気もしますし、そもそもまず勝たなければいけないのですが…さてどうなることでしょう。