今日の当頁は有馬記念予想です。
とにかくオルフェーヴル以外は大混戦の様相。実力的に2番手と言えるのはゴールドシップとトーセンジョーダンでしょうが、前者は絶不調の真っ只中、後者は非情の大外枠(16番は過去3着以内ゼロ)。
そして、肝心のオルフェは、池江調教師が「80点」とのジャッジ。微妙です…。5頭出しの池江師が出来の良い順番として「ジョーダン、グローリー、オルフェ、ラブリー、バラード」と並べた通り、どうも調子はさほど良くない模様。それでも押し切ってしまうのか、それとも崩れるのか。
これはオッズとの相談。たぶん、オルフェの人気は単勝1倍台。もしかすると1倍台前半かもしれません。なのに「80点」の体調。ハイリスク・ローリターンでしょ!
というわけで、上記3頭は評価を下げます。
替わって、私が大きな期待を寄せるのは カレンミロティック。
ちょっと前までは1600万下の善戦マンでしたが、6月の垂水ステークスを5馬身差で圧勝。続く札幌日経オープンは惨敗でしたが、休み明けの金鯱賞を2馬身半差で再び快勝しました。2~3着を続けていた馬が、ある勝利をきっかけにポンポンとジャンプアップするケースはよく見られること。
カレンミロティックの場合、いよいよハーツクライの晩成の血が開花したと見ていいでしょう。金鯱賞は、メンバー的にはハイレベルでした。ここで2馬身半差の勝利なら、G1でも十分やれます。名前が売れ始めたばかりなので人気も4~5番人気に留まりそうですが、展開次第でオルフェ撃破もあり得ると思います。
その展開ですが、逃げ馬不在でスローペースが予想されます。カレン陣営は「思い切った競馬をする」と宣言しており、2枠3番の絶好枠を生かし、逃げか番手の競馬をすると思います。先々週に圧倒的人気のハープスターを破った戸崎騎手が、今度はオルフェを破る。的場均騎手以来の「本命キラー」襲名です。