今週は有馬記念ウィーク。まだ本番まで1週間ありますが、早くも胸が高鳴っています。
まあ「オルフェーヴルがどう勝つか」が焦点のレースなわけですが、馬券はそう簡単ではないのが有馬記念。過去を振り返ってみると、2ケタ人気の穴馬がガンガン来る、恐ろしい傾向が浮かび上がってきます。
2000年以降で調べてみました。3着以内に入った穴馬が以下の通り。
2000年
3着 ダイワテキサス(13番人気)
2001年
2着 アメリカンボス(13番人気)
3着 トゥザヴィクトリー(6番人気)
2002年
2着 タップダンスシチー(13番人気)
3着 コイントス(8番人気)
2004年
3着 シルクフェイマス(9番人気)
2005年
3着 リンカーン(6番人気)
2006年
2着 ポップロック(6番人気)
2007年
1着 マツリダゴッホ(9番人気)
3着 ダイワメジャー(6番人気)
2008年
2着 アドマイヤモナーク(14番人気)
3着 エアシェイディ(10番人気)
2009年
3着 エアシェイディ(11番人気)
2010年
3着 トゥザグローリー(14番人気)
2011年
2着 エイシンフラッシュ(7番人気)
3着 トゥザグローリー(9番人気)
2012年
2着 オーシャンブルー(10番人気)
ヒェエェェ・・・みんなやりたい放題じゃないですか…。 13年間で8頭も2ケタ人気が来る始末。お利口さんな結果に終わった年の方が少ないのがこのレースです。
ただ、どの穴馬も、その年に有馬記念だけ仕事をしたわけじゃありません。調べてみました。
上に挙がった17頭のうち、その年に重賞を勝っていた馬はなんと14頭。残りの3頭にしても、コイントスはアルゼンチン共和国杯2着、エアシェイディ(09年)はAJCC2着、エイシンフラッシュは天皇賞春2着と、連対は確保しています。
目立つのは、「1~3月に重賞勝ち」→「その後不調」→「人気落ち」→「有馬で激走」の黄金パターン。
00年ダイワテキサスは中山記念
01年アメリカンボスはAJCC、中山記念
04年シルクフェイマスは日経新春杯、京都記念
07年マツリダゴッホはAJCC
08年アドマイヤモナークは日経新春杯、ダイヤモンドS
08年エアシェイディはAJCC
09年エアシェイディはAJCC2着
11年トゥザグローリーは京都記念、日経賞
を勝って有馬でも激走しました。AJCCとの互換性が異常に高い!
おそらく、冬に調子を上げるタイプで、中山も得意とする馬が食い込んでくるのでしょう。
さて、今年その該当馬は…
いましたよ! ダノンバラード!
まさに今年のAJCC勝ち馬。前走で大敗を喫し、おそらく今回は10番人気前後に落ち着く馬でしょう。「ザ・有馬の穴馬」的な雰囲気を醸しています。
そのほかに上記の法則に引っかかりそうな穴馬は、ダイヤモンドS勝ちのアドマイヤラクティ、きさらぎ賞勝ちのタマモベストプレイ、中山記念勝ちのナカヤマナイト。有馬はオールカマーとの相性も良いので、ヴェルデグリーンも押さえておきたいところ。
・・・けっこうたくさんいますね。これで人気馬も買っていたら、いくら資金があっても足りません。あとは調教次第でしょうか。まだ頭を悩ませる日々が続きそうです。